6月26日 チームビルディングの本質 ②/2

過度な気遣いを排除して本気で互いに向き合う

2つ目の約束は「ためらわずにチームの成長につながる言動をする」ということです。

スポーツ界でよくある問題は、優秀な選手が集まったチームにおいて、選手同士がお互いに過去のキャリアを配慮しすぎた結果、「相手のプライドを傷つけてはいけない」と神経質になってしまうことです。

この状態では、過度な気遣いで逆に本音が言えない、という事象を引き起こします。すると、個々の能力は高いのに一体感が感じられず、思ったほどの成績が出せないまま終わってしまいます。

1つ目の約束は「チームメイトはリスペクトの関係で結ばれている」でしたが、過度なリスペクトは逆にチームの風通しを悪くするだけでなく、衰退させていくことにつながります。
メンバーは、「成長につながるはずだ」と思うことはためらわずに積極的に伝えていく義務を負っています。「波風立たせないために黙っている」という考えは一見するとチームワーク行動のようですが、実は「チームワーク違反」に該当するのです。

「リスペクト」と「チームの成長」、この2つの約束を同時に満たすような言動を心掛けていくと、チームは確実に良い方向へと進みます。
 
 
大切なことは、相手が仮に新入社員であっても「リスペクト」を忘れないこと、そして「チームの成長につながる」と思えば立場に関わらず率直に意見を伝えられる、風通し良い成長路線の組織をつくろうとする意識です。

繰り返しになりますが、人は誰でも感じ方や価値観が違うため、それを学びや気付きにつなげるマインドさえ持てれば、アイデア資源の枯渇とは無縁の組織になるはずです。このマインドが本当に浸透した時、お客様からのクレームからも学べる組織になり、クレームを「ニーズ」と捉えることができるはずです。

まずはチーム内の何気ない日常会話に「2つの約束」を浸透させていくことが大切ですが、表面的なテクニックの話をしているのではありません。

「違いを武器にする」ことの素晴らしさに本心から納得していただき、実践していこうとする内面的な変化がなにより大切なのです。
0622_01
 
 
ブログ一覧へ