6月23日 チームビルディングの本質 ①/2

突然ですが、皆さんはチームビルディングの本質とも言える「チームを機能させるための重要な要素」が何かご存知でしょうか。

2つの約束”です。

本当は、細かい部分にまで目を向ければ要因は無数にあるでしょう。
ただ、枝葉(現象)の部分の話ではなく、根や幹(原因)に着目すると数は限られ、最終的に2つに集約されます。

では、なぜ枝葉よりも幹や根が大事なのでしょうか。

枝葉への対処は即効性があるかもしれませんが、キリがありません。根や幹から変えていくのは時間がかかりますが、ここさえ変えてしまえば、枝葉は自然とよくなるはずだからです。
 
 
十人十色!互いに発想が「違う」ことがチームにとって重要な武器に

皆さんに簡単なゲームに挑戦していただきます。

このゲームは仲間とともに実施してもらうもので、内容は至ってシンプルです。「◎◎ロール」という言葉を2分間で思い付くだけ考えて、いくつ挙げられるかを個人戦で競います。
◎◎に入る文字数に制限は設けませんが、「ロール◎◎はNG」、「具体的な商品名もNG」です。

それぞれ思い付いたワードを仲間と比較してみましょう。
自分では思い付かなかったワードがいくつも出てくるはずです。
仲間とシェアした瞬間に「なるほど!」「すごい!」「全く思い付かなかった」という、仲間への賛辞の言葉が思わず出てきます。仲間とシェアすることで、1人では思い付かなかったアイデア(選択肢)が自分の手元に増えていくのです。
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メンバー全員がリスペクトの関係で結ばれていること

「1人では思い付かなかったアイデア」が手元に増えていく。

まさに、これこそがチームの力であり、多くの方がゲームを通じて「チーム > 個人」を実感できたはずです。このプログラムは、いかに自分が不完全な存在かと認識させられ、謙虚かつオープンマインドでいることの重要性を教えてくれます。

仲間は誰でも自分にない発想・価値観・アイデアを持っていて、自分に新たな気付きを与えてくれる存在だ、ということです。そんな気付きを与えてくれる仲間は「リスペクトに値する」と思いませんか。

「チームのメンバーは全員がリスペクトの関係で結ばれていること」

これが私の提案するひとつ目の約束です。ただし、「チーム > 個人」の図式が成り立つには、忘れてはいけない前提条件があります。それは「1人ひとりの発想が異なる」ということです。


◎◎
ロールで、全員が「クロール」を浮かべたとしたら、シェアしたところで一向に数は増えません。

つまり、皆の発想が「違う」ということが、チームにとっては大きな武器になるのです。

「違い」を認め合えるチーム、「違い」を学びの材料にできるチーム、「違い」を武器にできるチームは、永続的に発展します。

なぜなら、1人ひとりの「違い」は無くそうとしても、永遠になくならない恒久的な資源だからです。せっかく人を雇用し、給料を支払っているのに、この無限に溢れる資源を組織活性化につなげない手はありません。残念ながら多くの組織がメンバーの「違い」を活かし切れず、またその大き過ぎるロスに気付いていないのが現状です。

ついつい、自分と違うもの、異質な考えにアレルギー反応を示し、排除したくなるのが人間ですが、それを学びのチャンスと捉える発想が何より大切です。

チームワークの実現は、自分と違うものを排除しようとする人間的な弱さの克服から始まります。その克服に必要不可欠なのが、まさに「意識改革」です。先ほどのゲームのように、納得感がある体験によって意識改革の意義が感じていただければ、次のステップである「行動改革」につながっていきます。

ちなみに、仲間との「意見の衝突」を怖がる人が多いですが、誰かと意見が衝突するということは「内なる自分の価値観に気付く」というプラスの解釈もできます。
 
 
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